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予防科

2022.03.15

ワンちゃんネコちゃんに、こんな症状が出るかも…

  • 元気がない
  • 呼吸が苦しそう
  • 血尿が出た
  • 肌が点々と赤くなっている
  • 急に毛が薄くなったり抜けたりした
  • 歩き方がおかしい
  • お腹にできものができた
  • 下痢・嘔吐をする

愛犬・愛猫にこのような症状が起きたら…と考えるだけでも、飼い主として不安になりますよね。

予防科ではワンちゃん・ネコちゃんの健康を維持するためにあらかじめ対処します。

いま元気なうちに予防策を取り、ワンちゃん・ネコちゃんとできるだけ長く一緒に暮らしましょう。

予防できる病気について

お薬処方や手術を行えば、寄生虫による病気と発情後の病気は防げます。

「何も症状がでていないのに薬が必要なの?」「健康なのにメスを入れるなんてかわいそう」と思うかもしれません。

しかし予防によってどのような病気を回避できるのか知っていれば、考えはきっと変わります。

ここではワンちゃん・ネコちゃんの予防できる病気を紹介します。

予防薬で防げる病気

  • フィラリア症:蚊を介して心臓や肺動脈に寄生されます。元気や食欲がなくなり、咳が出たり湿疹を起こしたりします。症状が進行するとお腹が膨らみ、放置すると死に至ることもあります。
  • ノミ:散歩や他のペットとの交流時にノミが繁殖します。室内で飼っている場合も、人の服や靴にノミがくっついて家の中に入るケースも多いので注意が必要です。激しいかゆみや赤み・腫れなどの症状がでます。ノミに大量に血を吸われると貧血になることも。
  • ダニ:マダニは河川敷・森・公園など草むらに隠れて、散歩中のワンちゃん・ネコちゃんを狙っています。体の表面に寄生すると発熱・嘔吐・貧血などの症状が出ます。ダニが運ぶ病原体から感染症にかかると命に関わります。人に感染する場合もあり、放置していると関節炎や歩行異常になることも。

避妊・去勢で防げる病気

  • 子宮蓄膿症:子宮内に膿(うみ)が溜まっている状態です。おなかが張り、食欲の低下・嘔吐・血栓発生・腎不全などが起こります。避妊手術を受けると防げる病気です。
  • 乳腺腫瘍:いわゆる”乳がん”です。お腹まわりにしこりができ、リンパや肺へ転移します。若いうちに避妊手術をすると発生率を抑えられます。
  • 会陰ヘルニア:肛門周辺でのヘルニアです。排便や排便が困難になり、命に関わるケースもあります。去勢しなかった中年以降のワンちゃんが発症します。
  • 停留精巣:睾丸がひとつしか確認できない、またはふたつとも確認できない状態です。このままだと腫瘍となる可能性が非常に高いです。

予防科の診断・検査内容

予防科で行われる主な検査は以下の通りです。

初めての来院時

まずはしっかりと問診・一般身体検査(視診・触診・聴診)を行います。

動物種・年齢・既往歴などをお話しください。

体格や成長の具合などを見て手術ができるかどうかをチェックし、予防について内容確認をします。

血液検査

血液検査にはいくつか方法がありますが、主に「フィラリア抗原検査」「集中法」のふたつが行われます。

「フィラリア抗原検査」では検査キットを用いて、フィラリア成虫の抗原があるかどうかを調べます。

「集中法」では血液を顕微鏡で確認し、ミクロフィラリアの有無を調べます。

画像検査

レントゲン検査や超音波(エコー)検査・CT検査などを行います。

ワンちゃん・ネコちゃんの健康状態を把握し、手術に耐えられるかどうかを確認します。

予防科の治療

予防科では主に予防薬の投与・不妊手術が行われます。

ワンちゃん・ネコちゃんの年齢・飼い主さんの予算や考え方を踏まえた上で決定します。

対処が早ければその分病気を防げる可能性が高まるため、早めに病院にご相談ください。

※当院で実施することが困難な治療では他の動物病院を紹介する場合があります。

予防薬の投与

フィラリア症・ノミ・ダニの予防にはお薬が使われます。

  • スポットタイプ:ワンちゃん・ネコちゃんの首筋に垂らすだけなので、薬を食べない子にも有効です。
  • ソフトチュアブルタイプ:柔らかく、ワンちゃん・ネコちゃんが食べやすくなっています。
  • おやつタイプ:ジャーキーやクッキーなどに薬を混ぜ込むので、喜んで食べる子が多いです。

月に1回の投与で1ヶ月間効果が持続します。

特にノミの予防は定期的に続けることが大切です。

避妊・去勢手術

妊娠の予定など特別な理由がない場合、避妊・去勢手術を検討しましょう。

全身麻酔を使用し、避妊手術ではメスの卵巣を、去勢手術ではオスの精巣を摘出します。

麻酔のリスクはゼロではありませんので、「具合が悪くならないだろうか」と心配になりますよね。

血液検査などでしっかり確認した上で麻酔・手術を行いますし、検査の結果次第では手術を中止することもあります。

手術後にもワンちゃん・ネコちゃんの様子を細かくチェックします。

変化はないか?痛みはないか?などを確認し、数時間から半日で帰宅します。

縫合を行った場合は手術から約1週間後に抜歯を行います。

縫った箇所をなめたり触ったりする子もいるので、エリザベスカラーを付ける場合もあります。

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<2019年1月更新>